私がお守りを手放さない理由

私は今、大好きな「冬」を満喫するために、オーストラリア、ビクトリア州にあるスキーリゾート”フォールズクリーク”で休暇を過ごしています。冬を迎えた南半球の銀世界で、心身ともにリフレッシュしています。

若い頃のように激しくスキーは滑れませんが、子どもたち、孫たちと一緒に過ごすだけでも心が高揚します。夫は80代になった今も元気で、私も元気で魅力的な祖母でありたい思っています。

外国に行く時、忘れてはならないもの、それはお守りです。スカーフ形式のお守り、リボン形式のお守りはとても重要です。私は何年も前に、お守りの呪文がハート（心臓）とスロート（喉）チャクラに触れていると、入国審査や税関での検査をスムーズに通過できることに気づきました。
お守りがあれば、係員は私にとてもフレンドリーで親切に接します。休暇を気分良く始められるかどうかは重要なことです。
お守りをつけているだけで、まるで訪れた土地の精霊が喜んで迎えてくれているかのようになるのです。

数年前、風水の講演をするためにサンフランシスコ国際空港に降りた時のことです。私は一人の社員と一緒にいたのですが、残念なことに彼はお守りをつけていなかったのです。適切なお守りをつけていなかったので、税関で別室送りとなり、検査を受けることになってしまいました。
アメリカ合衆国に入国する際は、手持ちの現金を正しく申告する必要があり、10,000ドルと申告していたのですが、3つの財布に3種類の外貨が入っていて、正確な合計が12,000ドル相当になるということで別室に送られたのです。
何が起きているのか理解した私は、すぐにスーツケースを開け、予備のお守りを取り出して、社員につけました。すると税関の係員の対応がとても親切になり、正確な申告が必要な理由を丁寧に説明し、検査に要した時間と手間を謝びてくれたのです。
なんという変化でしょう！
この一件の後、私はお守りを提供し続けることを心に誓いました。以来、長年にわたり、多くの人の旅行体験が楽しく幸せなものになりました。飛行機に乗り遅れたり、入管の係員に無礼を受けたり、荷物を紛失したりすることはもうありません。

お守りは旅をスムーズにするだけではありません。着けている人を災難から守り、悪い時に悪い場所に居ないようにタイミングを調整します。
大都市の治安が恐ろしく悪化している今、休暇を安全に過ごせるだけでも大きな恩恵です。重要なことは、お守りを忘れずに着けるだけです。

お守りを着ける習慣は、世界中どこにでもあり、珍しいことではありません。キリスト教徒はお守りとして十字架をつけ、ユダヤ人はダビデの星をつけています。
お守りは世界の観光地で売っています。バンコクの屋台、カトマンズの仏塔周辺、香港クイーンズロード・セントラルのテント村や夜市、世界中でお守りを手に入れることができます。
タクシー、バス、高級リムジンでさえ、バックミラーにお守りをさげたり、ダッシュボードにお守り的なものが置かれているのをよく目にします。お守りは、その人の好みや信仰、文化的な背景に由来している場合が多いようです。
私はチベット密教の女神である「ターラ」や、道教の神々を好みます。私がまだ若くて、キャリアウーマンだった頃、お守りをあまり信じていませんでした。はじめは、
「もしかしたら、お守りをつけたり、バッグに入れておいたほうがいいかもしれない」
「念のために」
という欲張り感覚でつけ始めました。
わずかな費用で買ったお守りが、どれほどの恩恵をもたらしたか。お守りの効果に対する私の確信は、年々強まりました。
「予防は治療に勝る」は、賢い考えです。

私はお守りを持たずに旅することはありません。お守りは私を守ってくれるだけでなく、旅がスムーズで楽しくなります。お守りは幸運をもたらし、あなたに起こる悪いことから守ってくれるのです。

特別な力を放つお守りには、さまざまな形、図柄があり、それによってお守りがもたらす効果が違ってきます。
お守りは、初めて出会う人、初めて訪れる土地の霊と接する時に、悪い感情を持たれないように守ってくれます。

楽しい旅のために、事故、強盗、テロから身を守るために、不快な事件に巻き込まれないためには、目に見えない守護の力、天使の力が必要です。これが私の考えるお守りの効力です。

「何も書かれていない形だけのお守り」や「うさぎの足」「サメの歯」「動物の爪」「鳥の羽」のようなものもありますが、私にとって十分な守護力だと考えられません。

私が信頼できる守護力を発揮するのは、霊的に高位な存在に助けを求める神聖な呪文や梵字です。
私の提供するお守りは、このような呪文と梵字を中心にデザインされているので、大きな力を放つのです。