引っ越しで人生を変える風水の儀式 旅と引越し風水 2025/07/042025/07/04 引っ越しで人生を変える、新居で幸せな未来を手にするために行う、風水の儀式を紹介します。 引っ越しは、期待と不安の入りまじる人生の節目。伝統的な慣わしや、呪術的な儀式が数多く存在します。 風水の盛んな地域では、引っ越しの何日も前から幸運を願い、準備を進めます。私たちも、人生の新しいページを最高の状態で迎えるために、取り入れてみませんか。 なお、ここでいう「引っ越し日」は、新居のベッドで初めて寝る日のことです。 1. 吉日と吉時間帯を選ぶ 引っ越しのタイミングはとても重要です。良い日の良い時間に引っ越すと、その先もスムーズに事が運ぶようになります。 吉日と吉時間帯は、私たちが毎年提供している「風水カレンダー」で誰でも簡単に選ぶことができます。 引越しに適した日は、1か月の中で数日ありますが、「自分の生まれ年の干支」と「その日の干支」が衝突する日は避けてください。新生活が困難と波乱に満ちてしまうからです。 月の満ちる期間の午前中 「新月から満月に至る15日間」での引っ越しは、満月から欠けていく15日間よりも幸運をもたらします。同じ要領で、1日の中で「太陽が昇っていく午前」の方が、沈んでいく午後よりも幸運をもたらします。 このようにタイミングを選ぶと、家族はこの引っ越しによって幸運の「陽の気」を新居に取り込むことができます。 2. 照明は3日以上前につける 入居日の3日以上前に、新居の照明をすべてつけてください。少なくとも72時間前につけて、入居が完了するまで消さないことです。新居を「陽の気」で満たし、空間の気の力を高めておくことができるからです。 また、同じタイミングで、照明器具、配管設備、コンロ、水道、家電など、すべての機能がきちんと稼働するかを確認しましょう。引っ越し当日は、すべてスムーズに運ぶ必要があるからです。 お香を焚く そして、このタイミングでお香を焚きます。入居前に地元、土地、家の神や霊に香りを捧げておくと、引っ越し後に霊的な障害を受けずにすみます。 それだけでなく、前の居住者が残した気や、空室期間中にたまった「陰の気」を祓い、明るく、温かく、元気な気の状態にしておくことができます。 3. 当日の朝にもお香を そして、当日の朝、新居についたらすぐにお香を焚き、地元、土地、家の神や霊に捧げます。彼らと関係をつくり、障りを防ぐためにとても有効です。そこにいる神や霊と仲良く調和して生活する、これはとても大事なことです。霊的な存在を味方につけると、新居で安心して生活ができるようになり、幸運と繁栄の基礎となります。その上で風水を実践すれば、より大きな恩恵を受けとることができます。 このタイミングでは、家具がすでに搬入されていてもかまいません。 4. 良い気分を1日維持する 喜びムード、やさしい気持ちで引っ越す、これもとても大事なことです。引っ越しの最中に、ブスっとした顔をしたり、運送会社や家族に短気を起こしたり、不平を言っては絶対にいけません。幸せを招くような言葉だけを使い、常に明るい笑顔でいることが、将来を左右します。 5. 火をまたぐ 引っ越し日の吉時間帯に行います。玄関で炭に火をつけ、家族全員は火をまたいでから玄関を入ります。これは、個人がまとっている不幸をすべて祓い、新居の持ち込まないようにする儀式で、新たな幸せが始まります。 玄関前で炭に火をつけて燃やし、家族が1人ずつ火をまたいで入ります。 先頭は父親(家主)で、米びつに米を半分入れて入ります。これは父親が「家に食べ物をもたらす主」ということをあらわします。また、米びつは富を象徴し、米が半分しか入っていない状態は「まだ多くの富が入る余地がある」ことをあらわします。 父親は長ズボンを着用してください。長ズボンが「豊かさが長く続く」ことをあらわすのでとても重要です。短パンや古着、くたびれたり色あせて見える服、破れた服を着てはいけません。これは大変不吉です。 母親は枕を持ち、火をまたぎます。これは、母親が「心配なくよく眠れて、幸せに暮らせること、夫婦円満」をあらわします。また、不倫や浮気で結婚生活に不幸が訪れないという意味もあります。 母親も長ズボンやロングスカートを着用してください。セクシー過ぎる装いや、シースルーの服を着てはいけません。これは、母親にとって大変不吉です。 丈の長いワンピースやロングスカート、長ズボンが無難です。ショートパンツやミニスカートは着るべきではありません。 息子は火をまたぐ時に本を持ち、娘は花を持ちます。これにより、息子は「学力優秀になり成功をおさめ、大臣に出世できること」をあらわし、一方、娘は「とても美人になり、幸せな結婚生活を送ることができること」をあらわします。 昔は、息子が社会的に活躍し、娘が良い家に嫁ぐことで、家族に名誉をもたらしました。現代でも多くの人はこれに似た願望を抱き続けているので、それほど違いはありません。 6. 祭壇や神棚に5種のおそなえを 祭壇や神棚があるなら、「水・灯・食べ物・お香・花」の5種類のおそなえを準備します。このおそなえがあると、神仏が家族と一緒に入居し、きちんと歓迎されていることをあらわすからです。 7. ドアと窓を開ける すべてのドアと窓を開けて、新鮮な空気を家に入れます。この単純な行為によって、「陽の気」が家の隅々までめぐり、気がリフレッシュします。 太陽の光、新鮮な空気、そよ風が空間に力を与え、幸運の気が生まれます。心地よい音楽をかけると、さらに効果的です。 8. パイナップルを転がす 新居でパイナップルを転がすと、富と豊かさ、成功を招きます。パイナップルなんて東南アジア的で、日本にはなじまない、そう思われるかもしれませんが、やってみる価値はあります。 部屋から部屋へと転がしながら、「収入と資産が増えますように、皆が健康で暮らせますように」といった幸運の言葉をとなえます。上手に言えなくてもOKで、大切なのは言葉に込められた前向きな気持ちと願いです。 9. 初めての食事と談笑 新居での最初の食事は、その先の暮らしを左右する象徴的な意味合いを持ちます。皆で楽しく食事をすることで、家族の団結、やさしい心、そして喜びの共有が促進されます。 あらかじめ調理してきたフルーツ入りのぜんざいをコンロで温めます。お湯を沸かし、*八宝茶をいれ、そして鍋でご飯を炊いて、家族全員が揃って食べてください。そして、テレビやラジオをつけて、「陽の気」をつくります。 その約1時間後に、数名の友人に訪ねてもらいます。そうすると、新居は多くの来訪者に恵まれます。彼らと談笑し、笑い声で家を満たしましょう。人の存在と明るいおしゃべりが、陽の気を増幅し、快適で幸せで豊かな暮らしへと導きます。談笑の時は、前向きな言葉だけを使いましょう。 このように、単に荷物を搬入するだけの引っ越しではなく、伝統的な慣わしと儀式をあわせると、未来の幸せを育むことができます。 *八宝茶のつくり方は、「最高の新年する年初15日間の過ごし方」ページの中ほどにあります。 関連する記事 風水の良いリビングの基本 顔の中で金運をあらわす部位は 金運を高めるコインの使い方 マットレスを干すと睡眠の質が改善する 日々の不運を避ける風水術