You are here
Home > ランドスケープ風水 > 植物とつながる風水の習慣

植物とつながる風水の習慣

花が咲き、美しい葉がひらくのは、そこが良い気に恵まれている証拠。私が普段、どのように植物と関わっているか、お話しします。

植物
美しい植物は心を癒し、気分を落ち着かせます。気分を明るくし、やわらげます。植物は五行(水木火土金)の中で唯一生命を有する「木」に分類されます。だから植物は、私たちに生命の気をもたらし、生活空間に力を与えるのです。私たちの生命維持に不可欠な酸素を供給するのも植物です。家の中で植物が健やかに育つと、酸素が増えるので、そこで暮らす人の生命力も高まります。

手入れの行きとどいた美しい植物が発する気は、素晴らしい風水の恩恵をもたらします。また、風水が良い場所でないと植物が元気に育ち、美しい花が咲くことはありません。このように、植物と場所の気は相互に関係します。

私は、庭の花が大好きで、花が咲いているのを見ると、心から嬉しくなります。私は植物を手入れするのが好きなので、ほぼ毎日花が咲き、葉がひらきます。
長年かけて、庭にどれほど多くの植物を集めてきたか、振り返ると胸が熱くなります。

庭の外周の壁際には、色鮮やかな蘭の花があちこちで咲きほこっています。蘭は風通しの良い高い所を好み、花はベルベットのように柔らかく、大きく肉厚です。お正月や誕生日に人からいただいた蘭を庭に植え、今ではすっかり家の一部になりました。

そして、ハイビスカス。私はハイビスカスをたくさん集めていて、毎日のように花が咲きます。花は1日しかもちませんが、人生のはかなさを思い出させてくれると同時に、毎日新しい花が咲く喜びも感じさせてくれます。
元気に育ったハイビスカスを見ていると、私の手入れにこたえてくれている実感がわいてきて、よい気分にひたることができます。

家の中を流れる気の良し悪しが、植物の生育に大きく関係しているのは明らかです。熱帯マレーシアは、肥沃な土壌に太陽の光がたっぷりと降り注ぎ、雨も豊富です。
マレーシアでは、植物が世界のどこよりも早く成長します。マレーシアが風水の条件に恵まれているといわれる理由の一つは、この豊かな自然環境にあり、私はこの自然環境に心から感謝しています。
実際、どんな植物も根を張り、育つのです。鳥が落とした種が、あっという間に成長していくのですから。豊穣な土地は、良い風水と直結しているのです。

マレーシアで植物を育てるのは簡単で、誰でもできます。植物の種類も豊富で、選択肢に困ることはありません。森には緑が茂り、多くの人が緑豊かな丘や山をトレッキングし、珍しい植物を探します。庭園で多く見られる交配種の蘭は、もともと熱帯雨林から持ち込まれたものです。

気を良い状態に保つには、自動車や機械、その他のあらゆるものと同様に手入れが必要です。庭の植物を美しく保つには、適切な手入れが不可欠です。
植物は生き物なので、少し手を入れるだけで、大きな反応を返してくれます。庭の植物は放置すると、しおれたり、雑草が生えたり、栄養不足になりますが、きちんと手入れをすれば、美しく成長し、私たちが驚くほどの感謝の気を返してくれます。

家の中を流れる気の良し悪しが、植物の生育に大きく関係することは明らかです。熱帯マレーシアは、肥沃な土壌に太陽の光がたっぷり降り注ぎ、雨も豊富です。マレーシアでは、植物が世界のどこよりも早く成長します。

花

花が咲くことをまったく期待していなかった葉物植物でさえ、突然、見事な花を咲かせ、驚いたことがあります。私はその時、神秘的な喜びを感じました。庭には、仏像やマニ車など神聖なオブジェが数多くあります。そういった物のまわりには、霊的な存在が豊かに宿っていることがわかります。そこに植えたどんな植物も、必ず元気に育ち、見事に成長するからです。
植物は力強くたくましく成長し、どんなに小さな植物でもつぼみを出し、大きな花を咲かせます。

私は普段、午前中に植物のための時間をとっています。旅行中でない限り、毎日1時間ほど庭を歩きながら植物と会話をします。「あー、素敵ね」「わー、すごくきれいね」と声をかけながら、いつも植物を褒めて会話します。私の庭の植物はほんとに健やかで美しいので、自然と言葉が出てくるのです。
夕暮れ時の庭では、ジャスミンの神秘的な香りを味わいます。ジャスミンには魔法のような力があり、特に満月の夜には、人の内なる意識の力を覚醒させます。
庭を1時間歩くと、運動にもなり、歩行瞑想もできます。ストレスを吹き飛ばしてくれる、素晴らしい癒しで、とても有益な時間です。

植物と過ごすのに適している時間帯は、午前7時から9時です。この時間帯は「辰の刻」、つまり龍の時間なので、体内に気を取り込むのに最適なのです。
おだやかで心地よい、新鮮な日差しの朝、深く呼吸をし、新鮮な空気を体に取り込みます。元気な植物の近くで深く呼吸をすると、体が酸素で満たされます。家と庭の空気でリフレッシュし、体に浸透させると、植物とのつながりが強くなります。
この習慣はすべて、風水の恩恵を受けて生活するために重要なことです。

植物と過ごすのに適している時間帯は、午前7時から9時です。この時間帯は「辰の刻」、つまり龍の時間なので、体内に気を取り込むのに最適なのです。

植物
そして、少なくとも週に1度は、小さなカゴと剪定ばさみを持って植物を見回り、枯れた葉を刈り込み、古い茎を切り、植物を支える土の状態を確認します。
まれに害虫がつく時があります。そんな時は害虫に「植物に手を出さないでね。3日後に殺虫剤をまくから、それまでに移動してくださいね。」と警告します。
私は、害虫を殺すつもりはなく、単に植物から離れてくれればいいので、このように事前に警告するのです。たいてい、翌日にはいなくなっています。虫を殺した時に発生するカルマを甘くみてはいけません。

また、25日に1度、昔ながらの有機肥料を与えます。植物たちはとても喜び、新芽がどんどん伸び、庭とパティオにたくさんの彩りを添えてくれます。

マンションにお住まいの方は、共用部の庭や、エントランスやエレベーターホールにあるちょっとした植物、近隣の庭園などで同じように植物と会話してみてください。
最近のマンションは共用部がとても充実していて、庭の多くは専門の庭師によって手入れされているので、植物と話しながら庭を歩くことができるはずです。
共用の場所だとしても、植物と会話し、褒め、愛を伝えれば、植物があなたの意識に回答し、つながりができます。
それを続けると、自分のまわりが、明るく軽やかで、素晴らしい気で満たされていることに気づくことでしょう。

Top