家の価値を上げる仕様と価値を下げる落とし穴 インテリア風水 2026/03/122026/03/13 「豪華な仕様=高価値」とは限りません。家の価値を高める仕様と、下げてしまう仕様、その境界線はどこにあるのでしょうか。深掘りしてみたいと思います。 素材 素材の質、大きさ、デザインは、価値に影響します。例えば、リビングの床に使うセラミックタイルは「30cm角」と「60cm角」が一般的ですが、空間の印象は大きく変わります。 大きなサイズのタイルは高い価値を連想させ、小さいと安く見える傾向があります。施工時の価格差はわずかですが、サイズの大きいタイルを使うと、家の価値を高める、ということがあります。 タイルの模様はどうでしょうか?現代の技術では、テラコッタ調、木目調、大理石調など、様々な模様や仕上げが可能です。 メインのリビングでは、シンプルなセラミックタイルよりも大理石調を使うと高級感が出ます。 洗面所やトイレでは、タイルを交互に配置することで、視覚的な変化を与え、価値が高まる傾向があります。 風水も忘れてはなりません。例えば、南西は「土」をあらわす方角なので、大理石調のタイルのような「土」をあらわすものを使うとしっくりきますが、「木」のフローリングや「木」をあらわす色のカーペットを使うと、五行の折り合いが悪くなり、家全体に不協和音が生じることがあります。これが、家を売ろうとした時になかなか売れない原因になるかもしれません。今や、多くの人々が基礎的な風水の知識を持っていると考えた方がよいでしょう。 水回り 洗面所やトイレ、フロなどの水回りが住宅の価格を左右することがあります。水回りの改修が少ないと、入居までの期間が短くなり、かかる費用が少なくなり、大きなメリットになる可能性があります。 何より、きれいな水回りは良い印象を与えるものです。 質感 質感も影響します。例えば、天然木の床とラミネートフロアを比べると、ぱっと見はあまり違わないかもしれませんが、さわりごこちは確実に違います。カーペットも同様で、ウールとナイロン、重さや厚さといった違いは価値を左右します。 ここからは、デザインが空間に与える影響の例を見ていきましょう。 つながりの悪い床 上の写真では、パターンの異なる2つの床が使われていますが、コントラストが強く、部屋間のスムーズな移行を妨げています。「気の流れ」も悪い印象を与えます。デザインが目に見えない壁をつくり、価値を下げてしまっているのです。どちらも高級な素材なのに、逆効果になってしまうのはもったいない話です。 風水の目的で、あえて明確に空間を区切るために床材の種類を変えたのだとしても、カーペットや、色味の弱いホワイトオーク材のフローリングなど、柔らかな色調の素材を使った方が、スムーズな印象になるはずです。 コントラストによる調和 セラミックタイルは部屋に硬い印象を与えるので、ラグ、植物、柔らかく見える家具で印象を整えましょう。 上の例では、セラミックタイルの床の中央にラグを敷いてバランスを整えています。ラグが部屋の硬い印象を抑えつつ、空間に統一感を与えています。家具の配置と色選びは簡単なことですが、それが価値を高めることがあります。 雰囲気 素材が暮らしの中で気分にどう影響するか、デザイン段階で想像することが大事です。私たちを取り巻くすべてのものが、人の気分に影響するのだと肝に銘じておきましょう。 セラミックタイルや天然石などの硬い素材からは、人は「公共的」な空間を連想します。同様に、カーペットや木、木目調はより「家庭的」な雰囲気をかもします。 特定の素材を使いすぎると単調になり、硬い気が過剰に放たれてしまう、ということも覚えておいて損はありません。 左: 広い空間に木のフローリングを敷く場合、ラグやカーペットで区切らないと、荒々しく単調な雰囲気になります。 右: 天井、床、壁のデザインが混乱を招き、うまく機能していません。 相性の良い素材をとり入れたり、家具や色使いでバランスをとることができます。上の2つの例を考えてみましょう。 左のリビングは、木のフローリングの硬い印象が、非常に単調な感覚を与えるので、快適さが感じられません。 右のリビングは、特定の同じ素材をアクセントに使いすぎることの弊害をあらわしています。木の細片や天井の模様は、情報が多すぎて人の脳が処理しきれないため、混乱を招きます。 どちらの例も、不安定で混乱した精神状態をもたらすので、印象が悪く、価値を下げる要因になります。たとえ、風水の目的で特定の素材や色を使う場合でも、バランスを崩さないよう、工夫が必要です。 色の組み合わせ 色味の弱い色を組み合わせると、色同士が衝突せずに、ラグ、カーテン、壁紙が部屋に質感を与えます。 上の図は、素材同士がぶつかることなく調和している例です。部屋の中央にあるカーペットは、家具を引き立てていますが、ここで重要なのは色です。グレーのような色味の弱い色を取り入れることで白と黒の2つの色が対立することなく、全体がバランスしていると思いませんか?クッションの色のコントラストによって、バランスの良さがさらに引き立っています。 家具の選択も部屋のバランスを整えています。白いソファセットは床とカーテンと調和し、黒い家具は黒い壁紙を貼った壁を引き立てています。このように、色の組み合わせに少し気を配るだけで、空間が劇的に変わることがあります。 素材、色、大きさ、模様が空間を魅力を上げることもあるし下げることもある、という可能性を考えてみてください。 魅力的な家は、快適で幸せな生活だけでなく資産価値も左右するのですから。 関連する記事 風水の良い庭 歯を見ればわかる 人の性格と運気 風水の良いドアの特長 庭から風水の恩恵を受けるには 古代の知恵から風水を考える