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結婚運を左右する3つの方角

少し前の時代には、結婚相手を見つけるのは難しいことではありませんでした。つい何十年か前まで、適齢期になる子を持つ親が、地域の結婚仲介者を訪ね、紹介を頼めばふさわしい相手が選ばれる、というシステムが世界中で成り立っていました。

カップル
近年、このような風習がすたれたのは、結婚適齢期に結婚よりも優先したくなるような楽しいことが増えたからだといわれます。
婚姻率が下がり、未婚率が上がるのは世界中どこの国でも同じ。現代の若者は、結婚して家族をつくることより、仕事でのキャリア形成や、楽しい趣味を優先するからです。

私の友人に独身の男性がいます。彼は本当にハンサムで、仕事も大成功していて、性格も良い人物です。彼は4年も婚活をしていますが、成果がありません。
彼にとって、相手の女性が美人かどうかは問題ではありません。ルックスで選びすぎているということはまったくありません。
彼のハードルは、「この人は死ぬまで連れ添える特別な女性なのだろうか」という心理的なことで、これまで出会った人は残念ながらここをクリアできなかったのです。
彼には責任感が欠けているのでしょうか?男らしさが足りないのが問題なのでしょうか?
そうかもしれませんね。いや、そうではないようです。
というのは、彼はこの2年の間に2度プロポーズをしたにもかかわらず、いずれも交際6ヶ月以内に別れています。
彼は「落ち着いて、家族を持ち、子供が欲しい」と常々話していますから、責任感の問題ではなさそうです。
となるとおそらく、彼の家の風水に重大な問題があるのでは、と疑わしくなってきます。

そこで、私は彼の家へ行き、風水をじっくりとチェックしたところ、原因がわかりました。
大きな原因は、彼の住まいの「南西」の方角が欠けていることです。
南西は風水で万人共通の法則「八卦(はっけ)」で結婚をあらわす方位なので、幸せな結婚を求める人にとって、ここが欠けているのは致命的なのです。

私は彼にすぐに引越すよう真剣に勧めました。そして彼は新たな引越し先を見つけ、私に「ここならどうか?」と聞いてきました。
その新居の風水をご覧頂きます。
八卦に加え、八宅(はったく)という風水の基本的な法則についてもここで触れてみたいと思います。
これは、家のフライングスター風水がどうであろうと、誰でも簡単に使える効果的な風水の法則です。

チャートを読む

私は、彼が見つけた家へ行き、方位を測り、家の正面が南西向きであることを確認しました。これ1つだけとっても素晴らしい吉兆です。
結婚の方位である南西に家の玄関ドアが向いているので、彼にとってふさわしい良縁に恵まれる見通しが良い、ということです。

家の正面の向きがわかりましたので、次に八宅のチャートをあてはめてみます。
この法則では、南西向きの家(背面が北東)のチャート*は下の図の通りです。
八宅チャート
玄関のある南西に「Sheng Chi」と書かれています。これは成功運を玄関から家全体にもたらします。結婚をあらわすのは「Nien Yen」と書かれている方角で、このチャートでは西にあります。
チャートを間取図にあてはめた時、この結婚をあらわす「Nien Yen」の方角にトイレやフロがあると結婚にまつわる問題が起こります。
また、この方角が欠けていても問題が起こります。
彼は真剣に結婚をしたいので、この条件をクリアしているかどうかが重要なチェックポイントとなります。

間取図にあてはめる

この家の間取図は下の図の通りです。
間取図
間取図にチャートをあてはめてみると、1階の西はメールルームで、2階はコンピュータールームです。西がトイレやフロではなかったので、まずは合格です。
実際、彼はこの部屋を書斎として使い、ここで仕事をすると、仕事を通して結婚相手と出会うチャンスが生れます。
クリスタル
八宅の法則では、結婚の場所「Nien Yen」を「土」のエネルギーを使いパワーアップすることができます。ここでは大きなクリスタルの置物を全ての部屋の西に飾りました。間取図の中の赤星印がそれです。
また、風水の盛んな地域では、親が新婚の子どもに金を贈る習慣があります。「金」は結婚生活での「幸福」をもたらすと考えられているからです。
だから、クリスタルに金箔のような「金」が少し含まれていると理想的です。

寝る向き・座る向き

私は彼にクアナンバーの吉方位に向くことができるよう家具を配置するのが良い、とアドバイスしました。これにより、仕事中、睡眠中、テレビを見ている時でさえも結婚の方位から幸運の影響を受けることができるからです。
彼は1980年生まれで、クアナンバーは2です。
彼個人の恋愛と結婚の方位は北西ということになります。つまり、彼は生活の中で出来る限り北西を向いて過ごすことで結婚の幸運がもたらされるのです。
わかりやすくするために、間取図のリビング、ダイニング、寝室に赤い矢印をふりました。彼はこの通り、ソファ、テレビ、デスク、ベッドを配置すれば結婚の方位からの影響を日常的に享受することができるのです。
ここで私は、彼のクアナンバー*で結婚の吉方位である北西にトイレやフロがないかどうか今一度、家の間取図をチェックしました。もしここにトイレがある場合は彼の結婚運に深刻な障害となってしまいます。北西には階段があり、その横にゲスト用と思われるトイレフロがありますがここは普段は使いません。メインのトイレフロが主寝室の隣、東にあり、普段はここを使うので、大丈夫です。
ご覧頂いたように、結婚に関する方角が3つありました。この3つの場所にトイレフロがないことを確認するのです。

1.万人共通の結婚方位である南西
2.家の向きによって決まる結婚の方位
3.個人のクアナンバーの結婚の方位

私の友人はついに運が向いてきたようです。彼の選んだ新居は、3つの結婚の方位の基準を無事に満たしたので、彼はこの家に住むことによって幸せな結婚ができる可能性が高まりました。

ご覧頂いたとおり、この風水の法則はとても簡単ですが、効果は強力です。
私は親愛なる友人から結婚式の招待状を早く受け取れることを期待しています。

*すべての方位に対応する八宅チャートは過去の記事「八宅風水の法則で運気を高める」に掲載されています。
*個人のクアナンバーの計算は、当サイトメニュー「クアナンバー計算機」をご利用ください。
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