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空間の格を上げる天井デザイン

ピリオド9の「気」にリフレッシュするためのリフォームなどの際、せっかくなら天井のデザインにもこだわりたいものです。配線や配管を隠し、照明を設置する「面」である天井は、普段はあまり意識されにくい場所ですが、実際は空間の雰囲気を左右する非常に重要な役割を持っています。

リビングルーム

一般的な天井は、平らで白い石膏ボードの水平面が主流です。しかし、照明の光を美しく反射させたり、格子模様をあしらったり、異なる素材を組み合わせたりすることで、空間に表情を加えることができます。ここでは、天井デザインの可能性を広げる事例をご紹介します。

床からの反射光が、天井の表情を変える

まずは、天井照明の王道である「ダウンライト」について。すっきりと天井に収まる埋め込み式のダウンライトは、メインの光源として広く普及しています。その光は床を照らし、さらに天井へと反射するので、「床の色が天井に映り込む」という現象が起こります。この効果をあらかじめ計算に入れておくと、空間のコントロールが可能になります。
リビングのフローリング

例えば、ぬくもりある木製のフローリングなら、天井の反射光も温かみがある表情になり、白や黒のタイル床であればスタイリッシュで引き締まった印象になるといった具合です。反射光によって、空間にやわらかい感覚を与えることができますが、だからといってたくさん照明をつければいい、というのは間違いです。多すぎるとまぶしくて落ち着かない空間になりかねません。風水で大事なのはバランスです。

もう一つの重要な要素が、照明の「色温度」です。
緊張感のあるオフィスとは違い、リラックスの場である家では、寒色系よりも暖色系の光を選ぶのが基本です。具体的には「2,700〜3,000ケルビン(K)」の心地よい温かみを感じる色温度を選ぶと、居心地の良さをつくることができます。

格天井(ごうてんじょう)

格子(こうし)のパターンは、工夫次第でどのような家でも簡単に取り入れることができます。例えば、梁(はり)や装飾をそのまま壁面まで延長し、アーチのような演出も可能です。梁が露出することは、風水でデメリットとされます。梁のないフラットな天井が風水で理想とされていますが、そうすると天井高は全体的に低くなってしまいます。天井高を最大限に高くしたい場合には、この格子デザインは効果的です。さらに、色や素材の組み合わせによって豊富なバリエーションが楽しめます。
格天井
白を基調とした天井に、対照的な色の梁を組み合わせてデザインを際立たせたり、天井面に壁画や壁紙を貼ったりすることもできます。例えば、こげ茶色の梁と純白の天井を組み合わせれば、ヴィクトリア朝を思わせるクラシカルな雰囲気を演出できます。

また、使用する素材もデザインを大きく左右します。無垢材を使って温かみのある北欧風に仕上げたり、純白の素材でエレガントなヴィクトリア朝風にしたり、あるいは木材だけでまとめて素朴なカントリー調にしたりと、好みに合わせた空間づくりが可能です。
スカンジナビア的な天上
このように格天井には多彩なデザインの選択肢がありますが、風水の悪影響を受けないようにするためには、必ず次の4つのポイントを守るようにしてください。

  • 細くて長い梁は避け、幅広で浅い梁にする
  • 梁には何らかの装飾を施した方がベター
  • 鋭角で直線的な、箱型の梁は避ける
  • 人が座る可能性のある場所(ソファや椅子など)の真上には、梁を配置しない。
  • シンボル天井の家

    天井にシンボルを取り入れる

    さらにこだわったデザインがお好みなら、天井に「シンボル」や「図形」を取り入れるという選択肢もあります。ただし、これは個性が強いので好みが分かれやすいところです。ユニークで楽しい空間になる反面、トレンドの移り変わりによって時代遅れに感じられたり、すぐ飽きてしまったりするリスクも考えられます。そのため一般的には、天井のデザインは奇抜さを避け、シンプルにまとめるのが無難とされています。
    丸い照明の天井
    しかし、設計がうまくはまれば、空間の中で圧倒的な存在感を放つ主役になり得ます。
    ここで、対照的な2つの事例を見ていきましょう。

    1つ目の事例は、天井に直線的な形状のシンボルを配置し、その裏側から間接照明をあてているものです。このデザインは空間全体との連動性が弱く、「後から付け足したような印象」を与えてしまってます。

    一方、2つ目の事例は、円形を用いて空間を美しくまとめているものです。特に目を引くのは、中央部分の鏡面仕上げとシャンデリアの組み合わせで、その周囲を間接照明で囲むことでメインの光源として機能させています。
    1つ目の直線的な例とは異なり、この円形デザインは部屋全体を緩やかに統合する中心的な要素となっており、建築的なアクセントとして見事に機能しています。

    素材の融合がもたらす「複合的デザイン」

    最後に、2種類の異なる素材を組み合わせた、非常に印象的な事例をご紹介します。
    壁から天井にかけて木材の細片(ルーバーなど)を連続して配置することで、美しいラインをつくっています。これにより、壁と天井に「一体感」が生まれ、空間全体が継ぎ目のない一つの要素として機能します。
    この木材は天井のアクセントになるだけでなく、シャンデリアを吊るすための土台としての役割も兼ね備えています。

    このように、素材を1種類に絞らず、自由な組み合わせを試してみるのもアリです。きっと想像を超える素敵なデザインが生まれるはずです。

    良い気を呼び込む天井づくりのステップ

    では、「気」の流れを理想的な状態にする天井は、どのようにデザインすればよいのでしょうか?
    天井と壁をつなげたデザイン
    ここまでご紹介してきたように、天井のデザインには本当に多様なバリエーションがあります。まずは、自分がどのようなスタイルを好むのか、空間にはどんな材質やパターンが最適なのかを、じっくりと見極めることから始めてみてください。

    大切なのは、「実用性を重視し、シンプルにまとめるのがベスト」ということです。天井のデザインに関しては、やりすぎは禁物です。住まい全体のバランスを見ながら、居心地の良い最適なものを目指してください。

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