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インテリア風水の成否は素材選びが命

インテリアをデザインする上で鍵となることの1つに素材の使い方があります。素材の使い方1つで空間の印象はガラっと変化するからです。素材をいくつかブレンドして全体にバランスをもたらす場合もあるし、素材元々の味を引き立てる場合もある、いずれにしても、使用する素材は空間の美しさに直接的に関係する、だから重要なのです。

ここでは、カーペットや壁紙といった加工素材ではなく、コンクリートや木、ガラスといった素材について話を進めます。
素材によって持ち味も効果も異なるので、その素材の効果が最大限に活かせる方法を探ることは重要です。

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打放しコンクリート
素材が加工されていない生の状態、例えば、打放しコンクリートは壁の表面から荒削りでカジュアルな印象を見る人に与えることができます。自然の光が打放しコンクリートの表面にあたった時はもちろんですが、2つの素材の異なる壁を交差させることによってコントラストを与えることもできます。素材の使い方1つで、家の中の空間を分けて見えるようにしたり、単調な空間に刺激を与えることができるのです。

打放しコンクリートは、壁だけでなく、床にも用いることができます。この写真の例では、明るい色のエポキシ樹脂で仕上げたコンクリート床によって、全体の雰囲気と視覚効果に変化を与えています。シンプルで自然ながら都会的な見た目の印象をつくり出しています。

manipulating-materials-02バランスを整える
空間をデザインする際におさえておくべき重要ポイントは、異なる素材が生み出す効果バランスを最適化することです。この階段の写真を例として見ていきましょう。この階段のデザインの特徴は「スキマ効果」です。階段の隙間の向こう側が見えることによって、高さの感覚が和らいでいます。
またここで使われている素材は主に4つですが、組み合わせによって視覚効果をつくり、単調なデザインから脱することに成功しています。

明るい色の大理石床は、全体に明るい印象を基本付け、そして浮石のような階段の印象を際立たせています。
上から細長く入る自然光は、空間に長さの感覚を強めています。この光が隣接する壁にあたることによって、自然の陽の光が広い範囲を照らすことに成功しています。
次に重要な効果をもたらしているのは打放しコンクリートの壁です。シンプルながら、色々な意味で、この場所のデザインを支えています。まず、この壁によって空間が視覚的に広く大きく見えます。下の床から階段の上までの壁の色とそれより上の壁の色を変えることによって階段のスキマ効果がさらに際立ちます。そして同じ素材で違う色が使われたことによって、空間が2つに分かれている感覚を見る人にもたらすことができます。異なる2つの色や素材を使うことで、1つの場所の中に2つの空間を生み出すことができるのです。
ここでは、階段の部分の壁に重いトーンの色を使ったことで、浮石のような階段がしっかりと安定した印象になります。さらに廊下を隔てて左側の白色の壁と向き合っていることで、全体がしっかりとした印象になります。

 

manipulating-materials-03視覚的な連続性
デザインの中で素材を融合する時には、素材と素材の間に視覚的なつながりをつくることを意識すると良いです。ここでは、天井に白色の石膏を使わずに、明るい色でマット仕上げをしたコンクリートを使っています。床のコンクリートと視覚的につながりができるので、「サンドイッチ効果」をもたらしています。同時に、床は同じ素材でありながら天井よりも濃い光沢のある色を使うことでコントラストの効果となっています。
床と天井がはっきりとしたコントラストをつくっていることによって、その間にある木でできたキッチンユニットが強調され、ここがキッチンで、料理をつくる場所なのだという機能を明確に示すことに成功しています。風水の「陰と陽」の理論と同じように、異なる色と素材を選んだことによってキッチンが強調されているのです。どのような素材を選ぶか、同じ素材にするか、違うものにするか、色や仕上げの感じを変えるのは、何を目指しているのかという目的によって決めればいいのです。
空間をデザインする上で、このような工夫を必ずしなければいけない、ということはありませんが、あまりにも単調でおなじみのデザインを使うよりは、住む人の目を楽しませてくれるようなデザインの方がおもしろいのでは、と思います。

 

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素材のミックス
空間をデザインする上で、たくさんの素材をミックスしてもいいですが、その場合には単純な基本ルールに従った方がうまくいきます。
例として、ここでは上下左右の4面に異なる素材を使ってうまくいってます。しかし慎重に組み合わせないと失敗することもあるので慎重に考えてください。

床に埋め込まれたジャグジーが空間に広さをもたらしています。天然木のフローリングは高級スパのような雰囲気をもたらしています。
右の大きなガラス窓からは自然光が入り、空間全体の印象に力を与えています。外の景色が家の中に持ち込まれることで、空間に広がりがでます。
木とガラスという2つの異なる面が垂直に交わることでバランスが生まれています。
ガラスと向き合った左の白色の壁は窓とのつながりを補完しています。もう1つの面である天井には打放しコンクリートが使われ、自然な感じによって白壁と木の床を調和しています。
もし天井が床と同じ木か、または壁と同じ白色の石膏だったとしたら、それが空間の中で支配的に作用してしまい、バランスが崩れてしまいます。
また、この天井によって他の3つの面の素材の味わいがさらに引き立っているのもポイントです。コンクリート天井が調和と素材同士の融合を助けているのです。
コンクリートの天井と床でサンドイッチ効果をつくった先の例とは異なり、ここではコンクリートが周囲の素材とのテイストを融合している、「陰と陽」のバランスの整った空間づくりの成功例の1つといえます。

素材を選ぶ時には、色、色調、素材そのものの材質感をうまくブレンドすることができるよう意識してください。ほんの小さな工夫で空間の雰囲気が大きく変る、だからデザインはおもしろいのです。

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