ビルの形状があらわす風水的な意味 シンボル風水 2019/09/122021/04/15 建物の形は風水で大事な要素の1つです。そしてその「形」は風水の「五行」と結びつけて考えられます。 正方形、立方体に見えるデザインのビルは「土」、長方形は「木」、円形や円柱に見えるデザインのビルは「金」、曲線、波型は「水」、ピラミッドや三角形は「火」というように。 このような建物の五行の性質を、風水のために活用することができます。 三角形 「火」 香港にある中国銀行のビルは、ピラミッドが交差するようなデザインで、全体的にも、個々の模様を見ても三角形の印象が強くなっています。ピラミッドそのものの形ではありませんが、ピラミッドのようなデザインです。 このデザインは五行で「火」をあらわします。 もちろんこのような高層ビルはコンクリート、ガラス、鉄といった材料で造られているわけですが、このビルにとって支配的な五行の要素は?といえば「火」だと明言できます。 このビルにふさわしい方角は「火」の方角である南、南にビルの背中があり、北に正面が向いている方位がベストです。 または東か南東にビルの背中があるのも良い状態です。東と南東は「木」の要素を持つ方位ですので、ビルの「火」の要素が「木」によって高められるのです。そうするとビルの運は高まります。 この五行の法則は、フライングスターや八宅の風水で診断したビルの、特定の方角のエネルギーを強めたり弱めたりする手段としても利用することができます。 例えば、特定の方角が不運のフライングスターによって影響を受けていて、「陰の火」のエネルギーを必要とする場合には、照明器具のような「陽の火」を使う代わりに、三角形、ピラミッドといった「火」エネルギーを象徴する形を使って対処することができます。 さらに、その方角が南だとしたら人気とチャンスの運も同時に高めることになるので、このような三角形が素晴らしく作用します。ピラミッドは上部中央の頂点を中心に底辺から頂点へとエネルギーをめぐらせることのできる唯一のシンボルです。それが、ピラミッドがパワフルだと言われる理由です。 四角形 土 「土」の性質をあらわす正方形は建築の最もオーソドックスなデザインです。このデザインは企業のオフィスビルや銀行にふさわしい形だと考えられています。統一的なデザインはまじめなイメージを与えます。ビルのかたちは企業の評判を左右するものです。 この形のビルにふさわしい建材は花崗岩(かこうがん)や大理石です。こういった建材は「土」のエネルギーを強め、運を高めるのに役立ちます。 さらにこの「土」をあらわす四角いビルが南西?北東のいずれかに正面が向いていたとしたら、2004年から2024年までのピリオド8の期間ではさらに幸運の恩恵を受けることができます。「土」の性質を持つビルが、「土」の性質を持つ南西?北東の方角の運をキャッチするからです。 丸形 金 丸のビルといっても、完全な円形の建物である必要はありません。必要なのは全体のコンセプトの中であらわれるカーブ、曲線です。ビルのデザインとしては安定していて、その中に円形や半円がデザイン的に統合されているのが良い「丸形」のビルと考えられます。 ふさわしい建材はガラスと鉄です。ガラスは「土」の性質をあらわすもので「金」をつくるからです。鉄は「金」をあらわし「金」を強めるからです。このような円形のビルは東か南東に正面が向いている、つまり背中が西か北西にあるのがふさわしい方位です。 曲線的な形 水 円形のビルに似ていますが、曲線的な形のビルのデザインははっきりしたと曲線です。 このようなデザインは波のかたちのようなルックスです。デザイン的には流動的な状態、流れの速い状態をつくる建築形式です。 このようなビルは回転率の高さが勝負となるショッピングモールや展示場、催事場のような用途のビルに向いていて、オフィスや住宅には向いていません。曲線的な形のビルは常に動き、形をかえる「水」の要素をあらわします。公共性の高いビルではこのデザインコンセプトによって高い収益が期待できます。 逆にオフィスや住宅向けのビルとしては、入居者が安定せず、ひっきりなしに入れ替わるということをあらわしてしまうので、このようなデザインを採用するのは賢明ではありません。 水の性質を持つビルは、南にビルの正面が向いていると背中が北にあるということになるので、方位としてはふさわしいでしょう。建材は、「金」の要素を持つものが「水」を強めるので良いでしょう。 見た目がメタリックな印象のデザインはこの場合恩恵があるでしょう。 長方形 木 超高層ビルに多いのがこの形で、「木」の要素をあらわします。このようなビルも当然、コンクリート、鉄筋、ガラスでつくられるわけですが、デザイン的には「木」や「水」の要素を含めるべきです。 「水」のエネルギーをあらわす青色に見えるガラスを使用するのは良いアイディアです。 「木」をあらわすウッディーなデザインもふさわしいデザインです。 このようなビルはビルの背中が東、南東、北、つまりビルの正面が西、北西、南向きである状態が望ましい方位設定です。 関連する記事