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クリスマスのシンボルと風水

クリスマスツリー、サンタがプレゼントを入れてくれる靴下、といったシンボルは世界共通のとても魅力的なシンボルです。このシンボルは全て、キリストの誕生祝いに結び付けられているもので、平和、幸福そして精神の寛容さをあらわすものです。

クリスマスは私たちの心が平和と幸福の光に包まれる季節です。心温まるイリュミネーション、季節感を演出する雪、そして華やかなリボンで装飾したクリスマスツリーに、私たちは色々なシンボルを飾り付けます。そしてこのクリスマスのシンボルは風水のシンボルと同様に素晴らしい幸運の願いを込めたものです。
ここではクリスマスツリーを飾り付けるシンボルの背景と意味を探ります。これを知ることで今年のクリスマスをより一層有意義なものにしてください。

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オリーブの枝とハト

imgハトは世界共通の平和のシンボルです。これがオリーブの枝と組み合わさった時に「許し」、または「降伏」という意味になります。キリストが様々な利害関係の中でひとり謙虚な姿勢で平和と幸福を提起した、というとても美しい意味を持つシンボルです。また、ハトは友情や人情、慈悲深さの精神を表現する強力なシンボルでもあります。

ポインセチア

imgポインセチアはメキシコに起源する植物です。米国で最初のメキシコ大使となったジョエル・ポインセット(Joel Poinsett)が1828年に米国に持ち帰った植物です。このポインセチア、当時のメキシコではベツレヘムの星を象徴する植物とされていたことからクリスマスと結び付けられるようになりました。
ポインセチアの花は実際はとても小さく、黄色い花を咲かせます。しかし、葉が赤くとても大きいので赤色の花びらだと間違われます。

クリスマス・ツリー

img16世紀のドイツに起源すると考えられています。もみの木にバラとりんごそして色紙で飾りつけることはゲルマン民族のならわしでした。
そしてクリスマスツリーにろうそくの火をともした最初の人物はプロテスタントの革命者であるマルティン・ルターだといわれています。
ルターはクリスマスの時期、暗くて寒い夜に家に帰ったとき、家の外にあるもみの木ごしに見えた星の輝きの美しさに心を奪われました。ルターは家の中にあるクリスマスツリーにろうそくの火をともすことで、星明りを再現したのです。これが広まり、当時はルター派を認めなかったヨーロッパの国々でも19世紀にはスタンダードなクリスマスの習慣となりました。

ヤドリギ

imgヤドリギは冬の到来を祝うためのものだと言われています。枯れることのないこの植物をクリスマスの飾り付けに使うのは、ヤドリギが女性の不妊と解毒に特別なヒーリング効果があるからだ、と言われています。
北欧のスカンジナビアの人々は、ヤドリギを平和と調和の植物だといいます。そしてスカンジナビアの民話に登場する愛の女神フリッガと関連付けています。
ヤドリギの下でキスをする習慣は、この植物の枝の下でキスをすることによってカップルの愛のパワーを高めることができる、という考えに由来します。

クリスマスのリース

imgヨーロッパでグリーンの植物でつくったクリスマス・リースをドアに飾る習慣が始まったのは、森の精霊を家の中に招き入れるためだと言われています。
今日でもヒイラギのリースは邪悪を遠ざけ、良好な人間関係の願いをこめて玄関を飾ります。リースの円形は永遠の、決して終わることのない愛、愛の継続性を象徴しています。リースを飾るリボンやベルなどは休暇をあらわすシンボルです。

imgクリスマス・ツリーのてっぺんにはふつう星が付いています。星は私たちを導く存在と信じられていて、その昔は大熊座、小熊座といった星座群が神として崇拝されていたこともあります。
古代のヘブライ人は6つの点で描かれる星型をダビデの星として信仰上のシンボルとして用いてきました。一般的に描かれる5つの点の星は、クリスマススターと呼ばれていて、これはキリストが誕生した時にベツレヘム上空にあらわれた星を意味するものです。
欧州だけでなく、星は多くの文化圏で新たなゴールをあらわす幸運のシンボルとされています。

キャンディの杖

imgこのお菓子はキリストの純粋と潔白を人々に思い出させるのだといわれています。3色のストライプは神聖な3つのことがらをあらわし、赤はキリストが流した血の色を象徴するものとされています。ふつう、杖は絵のようにグリップ部分を上に描きますが、絵を上下逆転させるとジーザス(Jesus)のJとなるシンボル的な意味があります。

靴下

img18世紀のオランダで、子ども達はクリスマスイブに暖炉の近くに木靴を置いておきました。「シンタクラス(Sinterclass)がプレゼントをくださいますように」と。
その木靴は後に靴下になりました。そしてシンタクラスはサンタクロースになりました。今日でも多くの人々が愛する人のためにクリスマスには靴下を準備します。

サンタクロース

imgサンタクロースは幸せなパーティーとたくさんのプレゼントを連想させてくれるシンボルです。
サンタクロースの起源は4世紀に生まれた聖ニコラス(セント・ニクラウス)でした。彼は特に子ども達に人気が高く、大きなプレゼント袋が印象的です。
現代のサンタクロースのイメージは赤いスーツを着た陽気で太った男性で、風水の笑うブッダを連想させてくれます。

クリスマスの丸太

imgユールログといわれるクリスマスの丸太を部分的に燃やす習慣はスカンジナビアから始まりました。スカンジナビアではキリスト教以前に、年に一度神への感謝を込めて巨大な丸太を燃やす習慣がありました。北欧の人々がキリスト教になった後、彼らがクリスマスの祝典の重要なイベントとして丸太を燃やすことを定義しました。

今日ほとんどのヨーロッパの国々でこの習慣が取り入れられています。丸太の一部分しか燃やさない習慣は、丸太の燃やしていない部分が家を不運から守り、1年間の幸運を願うという思いに由来するものです。風水の視点でこれを見ると、燃やした丸太を飾ることは、冬の寒さを調和するための「陽の火」のエネルギーをあらわす風水のシンボルと考えられます。

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