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複数の風水の法則で家をデザインするには

風水にはたくさんの法則があります。いくつもの風水の法則をひとつの建物にあてはめてデザインしていくのはとても複雑な作業で、色々な判断材料が必要となります。この記事では、その建物にとってベストな正面方位を選び、そしてその敷地内で可能ないくつかの風水の法則を実施することでその家が繁栄していくことを目指していきます。
主にフライングスターのチャートとキャッスルゲートの法則を使ったアプローチについて解説していきます。

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フライングスターとキャッスルゲート
この例では、南西向きの家について見てきます。フライングスター風水の法則では家の正面方位が南西1か南西2/3なのかを決定するところから始めます。チャートを2つ見比べてると、それぞれ違った良いところがあるのがわかります。南西1にはマウンテンスターピリオドスターを足すと10になる「サム・オブ・テン」という特長が、南西2/3にはすべてのマスで1-4-7、2-5-8そして3-6-9の数字が組み合わさる「ペアレント・ストリング」という陰と陽のバランスが絶妙に良いパターンがあらわれています。

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次に見るべきポイントはウォータースター8マウンテンスター8がチャートの中でどの方角にあるのかということです。この2つの幸運なフライングスターはどちらのチャートでも南西と北東、つまり正面と背面にあります。ということは、どちらを正面方位にするかは、ラッキーなウォータースターかマウンテンスターのどちらが正面にあるのが良いか?どちらが背面にくるようにするか?ということを考えれば良いでしょう。
ここではウォータースター8が正面にくる南西1のチャートの方が一層風水の恩恵に恵まれるように思われます。家の前面に水があることは、フライングスター以外の風水の法則でも良いとされている場合が多く、またピリオド8の時期には南西に水があると良いと言われています。
家自体が南西2/3向きなら、ドアを少しだけ傾ければ南西1にドアを向かせることはできます。そうすると、南西1の家になります。
こうすることで、南西にある水が、単にピリオド8の恩恵を活性化するだけでなく、ウォータースター8を活性化する役割を果たすようになります。
しかし、このようにするのであればキャッスルゲートの法則は使えなくなります。キャッスルゲートの法則を同時に使うと、より素晴らしい恩恵がもたらされます。
この素晴らしい風水の法則は、古くから優秀な風水マスター達が使い続けてきた法則です。
南西2/3の家の解決策としては、小さなウォーターフィーチャーを南西に、大きなプールを北東につくることです。こうすると、ピリオド8の恩恵と、ウォータースター8の位置する北東からの恩恵、そして「ペアレント・ストリング」の恩恵をデザインに取り入れることができて、特別な風水の恩恵を受けることができるからです。
南西1の家では、フライングスターチャートどおりにすればピリオド8の間接定位も高められます。キャッスルゲートの法則を使って幸運を得ようとするのなら、設計を工夫して図のように西1に玄関のドアが向くようにすることです。
これは河図の法則による恩恵も受けることができるので素晴らしいのです。でもご主人のクアナンバーが1,3,4,9という東のグループなら、西1ではなく反対の南1にドアを向けるようにしてキャッスルゲートを実現するのが良いでしょう。キャッスルゲートの法則に加えて、ドアの向きはクアナンバーも考慮に入れると良いのです。両方の法則にそれぞれ良い点があります。だから決めるのが難しいのです。
デザイン的な解決策
キャッスルゲートをつくるときに、傾けるドアの角度は45度以下にするのが一般的です。その程度ですと広い玄関ホールをつくる邪魔にならないからです。ドアを傾けるには余分なスペースが必要になります。図のようにオープンな間取りにしておくと広い玄関ホール、玄関の外の開けた空間、そしてキャッスルゲートのドアを実現できます。この広い玄関ホールと外の開けた空間は家の中に良い気を取り込むために大切なことです。オープンスペース的なデザインの家では、パーテーションで空間を区切っていきます。こうすることで気の流れを妨げずにスペースを隔てることができます。
玄関の外に屋根のついたパティオがあるなら、玄関のドアと対面する場所に柱があってはいけません。これは毒矢となるからです。
また、北西の場所を守っておかなければなりません。北西はお父さんの方位で、このケースではフライングスター1と4が位置しています。この場所は書斎か勉強部屋にするのが良いでしょう。南西と北西はどんな家でも重要な方角だということは心にとめておいてください。
水の流れ
玄関のドアの向きと、ウォーターフィーチャーの場所を決めたら、次は流れる水を使って家の富の運を高めます。そのためには「ウォータードラゴンの法則」を使います。家の外に適切な水の流れをつくると、家族に幸運をもたらすのです。
この例、南西1が正面方位の家は、玄関のドアを西1に傾けました。次に水の流れは家の後ろ側から始まり、玄関(の中から見て)を右から左に流れるようにします。流れる水はいったん溝のくぼみで止まり、南東2/3(127.5-157.5度)の方角に流れ出ていくようにします。この水の流れの方向と流れ出る方位はウォータードラゴンの法則に従っています。正しい方位に流れ出るようにしたら、続きの排水口は見えないように舗装などで多います。

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デザイン的な解決策
私たちは家のまわりを色々なバリエーションの水の流れでデザインしてもよいのです。排水口について、ほとんどの人は意識したことがありません。家の排水は家の後ろの方に集められて、そして家の前面にある共同溝に流れ出すようにするのが従来的なデザインです。従来的な考えにとらわれず、家のまわりを水が絶え間なく流れるような楽しいデザインをすることもできるはずです。それはもちろん土地にそれをするだけの余裕があるかどうかにもかかわりますが。
複数の風水の法則を同時に使うときには、どの法則を使うのがベストなのか、そして何かそれをする上で制約があるのかを考えることです。
ウォーターフィーチャーをつくるのに何か制約があるかどうか考えて下さい。
キャッスルゲートは可能ですか?もし可能なら、そのドアからみて毒矢はないですか?前は十分に開けていますか?あなた自身がこのような物理的な制約事項を整理できれば、どの風水の法則を使うのが良いのか決定することができます。

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