掃除は浄化の儀式

掃除は「浄化の儀式」だと考えましょう。すると掃除が人の心に意外な作用を及ぼします。日常生活から離れ、瞑想するように掃除に集中すると、意識が浄化儀式モードに切り替わります。

掃除は、慣れるほど、時間が短縮され、自然にできるようになります。回を重ねるごとに楽になります。大事なのは始めることです。
「掃除＝浄化」が人の心にどのように反応し、実際に風水の恩恵を実感できるようになると、掃除をめんどうに感じることはなくなります。

まずはキッチンから

キッチンに不用なものがたまるのは非常に危険です。悪い気が食べ物に直接浸透するからです。調理済みの食品は、すでに陰の状態で、冷たい食品ほど陰です。陰の気を吸収した食品を食べると、病気になるリスクが高まります。
サラダとサンドイッチが好きで、冷蔵庫に保管する人は特に、陰の気の影響を警戒することが重要です。

キッチンの気を改善

陰の気による有害な影響を避けるために、頻繁にキッチンの不用なものを捨てましょう。

1.冷蔵庫

食べ残しが冷蔵庫内で放置されているのは毒です。
食料品を収納している棚も同じです。私たちは缶詰は長期間放置していいという勝手な思い込みがあるので、古い缶詰が知らず知らずのうちに悪い影響を放つ存在に変わっていることがあります。
同じことは調味料にもいえます。開封済みのボトルや、容器の中で劣化しているものも有害です。

2.調理器具

キッチンにあるすべての不用なものは悪影響となるので、処分するべきです。古くなった食品だけでなく、割れた皿、欠けたカップ、ボウルも同じです。
鍋やフライパンも永遠に使うことはできません。欠陥があれば、交換が必要です。新しい鍋を買ったなら、古い鍋は捨てましょう。新しいコーヒーメーカーを買ったなら、古いものは捨てましょう。

3.ゴミ箱

ゴミは頻繁に捨て、腐った食べ物をゴミ箱内に放置するのはやめましょう。キッチンに猫のトイレや金魚鉢がある場合は、常に清潔な状態が保たれているかどうか、確認が必要です。
キッチンの状態は私たちが想像するよりも多くの問題を起こします。結婚を台無しにし、心痛の原因をつくります。
キッチンは、人が食べる、体に入れる食べ物をつくる場所なので、陰の気からの悪影響を非常に受けやすいのです。不用なものはすべて悪として扱い、取り除き、捨てます。

寝室は神聖な場所

寝室を整え、安らかな眠りを楽しんでください。寝室は、睡眠中の「潜在意識の時間」を過ごす場所なので、神聖な空間として扱います。寝室は、人が意識の世界を離れ、無意識の世界に入る場所です。寝室で私たちは夢を見て、自分を解放します。寝室は人が繭（マユ）になって休む場所です。だから寝室を神聖で特別な場所として整えてください。

寝室から不吉な物、陰の気を放つもの、有害かもしれないもの、古いもの、敵対的な気を放つものをすべて取り去ってください。寝室内のエネルギーを悪くする可能性があるものはすべて捨て、代わりに無害で美しい、喜びを感じるものだけを寝室に置いてください。

8つの実践ヒント

1.寝室の高い棚に衣類を保管しないこと。寝ている高さより上に重いものがあるのはよくありません。冬のワードローブはクロゼットに入れ、スーツケースは別の部屋に保管します。

2.運動器具や壁掛けの大きな鏡を寝室に入れないでください。寝室はジムではありません。

3.仕事に関連するすべてのものは寝室から取り去ってください。机を置くのもやめましょう。そうすれば、寝室内で仕事に関して悩むことがなくなります。パソコン、スマホも寝室に入れるのはやめましょう。子どもは、寝室に机を置くのではなく、専用の勉強部屋を与えましょう。部屋が足りないなら、机の上のものが眠っている子どもに影響しないように、机をベッドから離して置いてください。

4.脱いだ服はすべて洗濯カゴに入れます。汚れた服ほど陰の気を放つものはありません。汚れた服が発する陰の気は、寝室に限らずどの部屋でも非常に速く広がり、すぐに悪影響があらわれます。

5.ベッドの下や上、または横に物を置かないでください。ベッドは常に清潔に。

6.寝室の入口に物を置かないでください。ドアがスムーズに開閉するように。

7.寝室の壁に抽象画を飾らないでください。知らず知らずのうちに脅迫的な図柄が不運をもたらすことがあります。

8.窓の周りをきれいにしましょう。夜間はカーテンを閉じますが、太陽が昇ったら光を取り入れるために開けてください。朝の日光ほど素晴らしい「陽の気」をもたらすものはありません。