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風水の効いたインテリアデザインのヒント

風水は住まいに元気なパワーを与えます。空間が元気なパワーで満たされる気の効いたデザインとはどんなものでしょうか。

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ほとんどのリノベーションがありきたりなデザインで終わっているのは残念なことですが、今後は少しでも多くの方が風水の効いたデザインのリノベーションを行えるよう、即効性があって、コストも時間も抑えられ、簡単にできる風水的な工夫をお話します。

第一に必要なこと、それは家で暮らす本人が空間について理解することです。家の全体イメージを変えるには何が必要かを理解して考えます。デザイナーも知恵を絞り、頑張って提案をしてくれると思いますが、それよりももっと大事なのはあなた自身の家に対する理解です。最新の流行のカッコイイ家具ブランドのカタログを見ることよりも、この家で暮らす本人であるあなた自身が空間のことを理解することが肝心なのです。

色々なデザインが設計の段階で提案されます。その多くのアイディア、提案事項を自分自身の問題としてとらえ、無駄なものは切り捨てる必要があります。家に、部屋に何が必要なのか、真剣に検討することはリノベーションを成功させる基本です。

シンプルな発想で
ちょっとしたデザインの変更が、大きなインパクトを与えることはよくあります。必要なのはシンプルな発想です。誰でも、長年の生活で自分の好みのテイストというのがあると思います。モダンなデザインが好きな人もいますし、クラシカル、トロピカル等、、、人によっては変ったデザインが好きだったりと様々ですが、どんなテイストにも共通して重要なことは、空間の目的と用途についてしっかりと考え抜かれているかということです。
リノベーションにおいては、今あるものを改善するというよりは、ゼロから考え直す発想の方が正解です。

例えば、家の中の空間が庭とリンクすることで、家全体のイメージが良くなることに気付いたとします。そこで、庭の見える眺望のための大きな窓をつくり、光を採り入れ、家の外と中につながり感をもたらすデザインをする、といった具合です。

次に、部屋と部屋の間の壁について考えてみましょう。
まず、建物の構造に影響しない範囲でデザインすることが重要です。梁や柱といった構造的な部分をいじると、コストは増え、工期も長引きます。できるだけ構造的な部分には触れないように検討する方が賢いです。

次に、リビングを開放的なオープン式にするかどうかを検討してみましょう。
リビングの壁を取り除き、リビング+ダイニング+キッチンを1つのゾーンとして使うと広々としたくつろぎ感を演出することができます。
その一方、プライバシーは低下します。

もしあなたがプライバシーを重視するのであれば、壁をつくることになりますが、上の写真のように、オープンラックを使って、空間を区切りつつ、ラックの間から互いが見えるようなつながり感を演出することもできます。

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ダイニングとリビングを完全に壁で区切った場合でも、壁のデザインでダイニングをより良い空間にしている例をご紹介します。
シンプルな発想で空間を元気にする良い例です。

リビングとダイニングを区切る壁が圧迫感にならないよう、壁いっぱいの大きさの鏡を設置すると、写真のようにダイニングに視覚的な広さが生まれます。この鏡によって、食卓がダイニングの中心的な存在として際立ちます。
たった1つ、鏡の壁という発想によって、狭苦しさに妥協することのないダイニングが完成します。

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空間をゼロから考える
家の中のすべての空間おいて、思わずにっこりしてしまう感覚や、豊かな感動をもたらす工夫ができるのだということを覚えておきましょう。
場所を見て、その空間をもっと活用するには何が必要なのか想像することから始めます。
例えば、この写真のような寝室に至る廊下、ふつう廊下はデッドスペースとなってしまう場所ですが、風水の効いたデザインを施すこともできます。

この廊下は家族みんなで過ごす場所であるリビングから、プライベート空間である寝室をつなぐ所なので、他の場所と区別する必要があります。

簡単に空間的な区別をつけるには床の材質を変えることです。床の材質が違うと廊下に入った瞬間、無意識に、リビングとは異なる雰囲気を感じます。
空間を区別するにはドアをつくるといった物理的なものだけでなく、視覚的な境目をつくり、無意識のレベルにうったえるということが効果的です。

通路は広くありませんから、ここでも壁いっぱいの鏡を使います。鏡が視覚的に空間に広さを与え、廊下に余裕が生まれます。
鏡と反対側の壁面にはディスプレー棚をつくり、写真や趣味、コレクションや幸せな思い出を思い起こさせるものを棚に飾り、照明で照らし陽のエネルギーを与えます。

この廊下は寝室に続くので、朝起きた時と夜寝る時に通る、そういう場所に幸運をもたらす品々を飾ると無意識に働きかけ人生が幸運な方向に導かれるのです。
この廊下によって、一日が笑顔で始まり、笑顔で終わるのです。

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光vs影
写真のように照明の強弱の工夫という単純な改造によって、そこで暮らすあなたが部屋から部屋へ移動する時に、心に豊かさを与えることができます。
暗い照明は神秘的な雰囲気をつくり、明るい場所をより強調するために必要です。
この例は、壁面に合わせガラスパネルを貼ることで、おとなしい反射と上品な暗さという2つの効果をつくり出します。それによって中央の御影石の壁が視覚的に意識を集める場所となります。
照明と素材が上手く融合し、光と影による三次元的な空間をつくることができました。壁や照明が空間全体を圧倒してしまうことなく、適度なバランスを保つことは大事です。もしここに自然の光が少しでも入ってしまうと、このような照明による演出はできません。

このように、風水のエネルギーを変化させるリノベーションの際には、ちょっとしたデザインの工夫が効果的だということを覚えておきましょう。
あなたの空間をよく理解し、空間を最大限に活かすのは何か?と考えるのが正解です。

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