風水を効かせた空間デザイン ランドスケープ風水 2011/04/222016/05/20 空間の特性を良く理解することが、風水をうまく使いこなす重要なポイントです。風水のチャートを読めば、私たちは家のどの場所で過ごすべきなのかがわかります。 良い風水のエネルギーをうまく使いこなすには、「空間そのもの」が良いエネルギーを活かしやすいかどうかも大事です。私たちが日々、何を感じ、どのように行動し、どのように生きるかは、私たちが身を置いている直接的な環境からの影響に大きく左右されるものです。 開けた空間は良い 風水を取り入れることで、私たちは自由で調和の良い空間を作ることができます。風水を活かした空間作りにおいて、開けた空間というのは大事な要素です。1つの大きな空間にリビング、ダイニング、娯楽スペース、読書スペースなどをつくるのも1つの方法です。1つの大きな部屋の中を利用目的ごとに変化を与えて区別していくこともできます。開けた空間は、実際の広さよりも広く見えるのが特徴です。そこで暮らす人は楽に呼吸ができて、豊かな成長への妨げがなくなります。家族は仲良くなり、それにつられ個々の社会生活もうまくいきます。 もうひとつの利点は、気の流れが妨げられることなく家の中をめぐる、ということです。そういう間取りの家はフライングスター風水のチャートに従った対策がしやすくなります。開けた空間作りがうまくいくと、風水の幸運の影響はより一層高まります。 例えば、ウォータースターやマウンテンスターの8が家の開けた空間の真ん中にあったとすると、開けた間取りの家なら幸運の影響がうまく家中に広がる可能性が高くなります。 完全に開けていなくても、プライバシーに配慮した間仕切りをつくりつつ、気の流れを維持するようなデザインは風水の効果を取り入れやすくなります。例えばリビングとダイニングの間にキャビネットを置くことで仕切ったり、床材やじゅうたんに変化をつけて空間を仕切るといった具合です。 天井の高さの効果 足元のデザインだけでなく、天井の高さのデザインで遊ぶのも効果的です。天井の高いリビングに中二階をつくるというデザインを例として見ていただきます。左図の例は、天井の高い広い空間に中二階のスペースがあります。これによって、気の流れを維持しながら私的な家族の空間と来客用の空間を隔てることができます。壁や間仕切りで気の流れを遮ることなく、空間を分けることに成功している例ですこのようなデザインは、気を家中に流しつつ、自由度の高い空間利用が可能となります。 借景の活用 空間の有効活用方法として、外の景色を家の中に取り込むことも有効です。家の物理的な広さには限界がありますが、外の景色を取り込むということもできます。窓からの景色をインテリアに取り込むという発想です。景色が活きるような天井と床のデザインも検討した方がより効果が発揮されます。この方法では、私たちは生活空間の足の踏み場を減らすことなく、室内に景色を増やすことができます。空間デザインは3次元的に考えることが肝心です。こうした発想によって、家の中に豪華な物理的空間がなくても、いつでも空を見上げることもできるようになります。家の中にパワーのある空の効果をつくることで、空が自宅の中にあるように目を錯覚させることができます。家に太陽による元気な陽のエネルギーがもたらされるだけでなく、自然のパワーによって雰囲気そのものが良くなります。 五行の要素を意識する 空間作りでもう1つ強調しておきたいことは、インテリアの五行のバランスです。家のバランスを考える際に、まずあなたの生活空間が五行のバランスが整っていることは大事です。五行の要素の中で何か1つだけ飛びぬけて目立っているのは良くありません。不安定になります。「木」は観葉植物、「火」は照明やサンライトで、「土」は床の素材でつくると安定しす。「金」は壁の色や、ドア、窓の塗装で。「水」は本物の水を飾ると空間のエネルギーが円滑になりオアシス効果をつくります。 空間のデザインにおいて、風水のエネルギーが家全体にどう影響するか理解し、どのようにそれらを高めていくか考えるのが正解です。 良いエネルギーを最大限活用できる間取りとは? 外の景色を取り入れることができるかどうか? そして家の中の五行のバランスをどのように整えるか、ということです。 関連する記事