風水で家のレイアウトを考える フライングスター風水 2018/06/012018/12/02 風水で最も強力といわれるフライングスター風水の法則を使い、最適な家のレイアウトを考えます。ここでは、南東、南南東(127.6°から157.5°)に玄関の向いている家を例として説明します。 風水には20年に一度変化するエネルギーの区切りがあり、2004年2月4日からはピリオド8と呼ばれる時期に入りました。この新しい時代の良い風水の影響を家にどうやって呼びこむことか、ということは1つの課題です。 フライングスター風水を実践している人は、色々なケースでフライングスターチャートを作成し、どのような家が最も吉運を享受できるのか、ということを考えてきました。 しかし、何らかの事情、賃貸、管理組合の規約などの理由によって、家を新しい時代にあわせた仕様にする大がかりなリフォームができない場合はどのようにして吉運を得れば良いのでしょうか? ここでは、 ・前期ピリオド7(1984年から2003年に建った家) ・玄関が南東、南南東(127.6°から157.5°)向き ・小型の戸建住宅 ・大規模なリフォームができない前提 という条件で、ベストな風水が得られるようにするための方策をお話します。 ピリオド8の時代にあわせるリフォームの基本としては、天井、床、玄関のドアを新しいものにする必要があります。それができない場合には、前期ピリオド7のフライングチャートを適用することになります。 風水コンサルタントに依頼して、まずは、家のどの場所に吉運があるか確認することです。 そしてどの場所を生活エリアにし、どこに風水対策が必要なのかを明確にしてください。 下の図はこの家に適用するピリオド7のフライングスターチャートです。 上の小さい数字の右手が主に金運をあらわす水の星(ウォータースター)、左は主に人間関係をあらわす山の星(マウンテンスター)です。 このチャートより、家の各場所の受けている影響を分析することができます。それがフライングスター風水です。各数字には詳細な定義があります。目安として1,4,6,8による組み合わせは概ね吉、2,3,5,7は不運や危険性をあらわすと、ここでは簡易的に説明させて頂きます。 2003年までのピリオド7の期間では7は大吉数でした。しかし現在ではラッキーセブンは過去のものとなっていることを理解してください。現時点では、7は暴力的な危険をあらわす数です。 トイレと正面玄関の関係に注意 はじめに、家の中に不運をあらわす形状がないかどうかを探します。これはフライングスターチャートとは関係なく、風水の基本的な事項です。 正面玄関は、家族の繁栄にとって最も重要な場所です。その正面玄関の真上がトイレになっていないことを第一に 確認してください。もしそうだとしたら、すごく悪い状態です。玄関の真上にトイレを既につくってしまった場合には、玄関のドアそのものを別の方位の場所に移動させることを強く勧めます。もし、それができない場合は、玄関にとても明るい照明をつけて、上階からの悪い気を追いやるようにしましょう。 北西にキッチンはNG 典型的な小型戸建住宅ではキッチンが家の奥の方にあります。この例では、北西~北~北東にあたる場所にキッチンがあります。 北西にキッチンがある場合、「天の扉が火事」というとても危険な状態をあらわし、家長の幸運を全て燃やしてしまうことを意味します。あなたの家がこれに近いケースだとしたら、最低限レンジやオーブンといった火を使った料理は北西の場所で行わないという工夫が必要となります。 階段の角が露出していないかどうか 露出型で開放的な階段は、最近の新築住宅に多いパターンです。しかし、これも避けた方が良い形状です。階段の角のとがった部分から家族全員が毒矢を受けるからです。 対策としては、階段の角を見えなくするようにカバーをするか、または壁を作って見えなくしてしまうことです。壁を作れば、その壁に絵画を飾ったりというプラスの風水対策も可能ですので、その方が良いでしょう。 フライングスターの活用 上に例として示した図は、リビングが家の中央にあります。フライングスターチャートによると、家の中央部分は8と6という家族の繁栄を促すとても吉運のある影響を受けるエリアとなっています。 一方、南西にあたる場所のチャートでは5と3の数字の組み合わせがあります。これはケンカが多発する傾向をあらわします。そのような理由でリビングの中心を、中心から少し北東よりにすることが、風水対策上重要となります。 南西には収納家具が置いてあります。たんすやクローゼット類は、不運の影響を抑えるのに有効だからです。 最も吉運のある場所である8番の星の影響のある場所をリビング、ダイニングのような長時間過ごす場所にするよう模様替えすることは、なによりも優先すべきことです。 このことから、図の家ではダイニングルームを西にあたる場所に選んでいます。 それは、お金をあらわす最も吉運のある星(ウォータースター8)の影響を受けている場所だからです。 しかし、多くの南東に玄関の向いた家の西にあたる場所は、トイレやお風呂、クローゼットとなっている場合が多いのは事実です。 この例ではかろうじてダイニングルームとして使えるオープンなスペースがありました。 この星の影響を受けている場所をリビング、ダイニングのような活きた場所として利用することはとても重要です。さもないと、家族の金運は枯れ果ててしまうことになります。 最後に、家中に明るい照明をつけて、活気のあるエネルギーをつくり出すようにします。家具、照明器具や観葉植物も良質の活力のあるエネルギーをつくり出せるようなものを選びます。ピリオド8仕様の家にリフォームすることができない家にとっては、家の中のエネルギーに再度活力を与えなおすことが最も必要だからです。 そして、キーとなる場所にはしっかりと風水対策することが家族の繁栄にとって大事なことなのです。 関連する記事 フライングスター「4」良い面と悪い面