絶命を克服してV字回復した風水の話 仕事風水 2022/07/012022/07/01 2年前、友人のジェーンが私に仕事の悩みを打ち明けました。大手コンサルティング会社に勤務していた彼女は、何もかもうまくいかず、転職を考えているのだと。 事業部を任される管理職で、上級役員からの信頼も厚く、南アジア地域の統括管理者に昇進する話がでるほど順調だったのに。 話をきくと、6か月前にオフィスを引っ越してからおかしくなったことがわかりました。彼女の事業部は非常に業績が良かったので、新築された別棟の大きなオフィスにアップグレードされたのです。 街を見渡す大きな窓のある広い個室に、彼女は大喜びしましたが、皮肉なことに、これがすべての不幸の始まりでした。 新しいオフィスに移るとすぐに、業績が傾き、地位が揺らぎました。風邪をこじらせて2週間の入院を余儀なくされました。その間に、彼女の最大顧客の重要な大型案件の入札がありました。彼女の不在により準備がうまくいかず、受注できませんでした。顧客はジェーンに対し正式なクレームを申し立て、責任を問いました。 役員会はジェーンを諮問し、それ以降、彼女の仕事は厳しく管理されることになりました。上司と毎日対面し、すべての業務タスクの進捗を報告しなければなりませんでした。行動は監視され、せかされました。ストレスで彼女は再び2週間入院することになりました。 退院すると、上司の信頼はさらに失われていました。大きな案件の担当からはずされ、小さな案件を部下と協力しながら進めることになりました。 その時まで、ジェーンは風水を気にしたことはありませんでしたが、オフィスの引っ越しが何らかの形で影響していることは本能的に悟っていました。 私は、「オフィスの風水を見てあげるよ」、と申し出ましたが、彼女は「見たいならどうぞ、でもすぐに転職するつもりなので、無駄足になるかも。」と言い放ちました。 その週末、私は28階にあるジェーンのオフィスに行きました。素敵な個室オフィスは、美しい夕日を眺める建物の西にあたる部分に位置していました。ブラインドがなく、日差しがとても強くあたっていました。 私はジェーンがオフィスに入るために使っている玄関の前で方位を測りました。玄関の扉は彼女の絶命の方位を向いていました。 次に個室の中でも方位を測りました。ジェーンは机でも絶命に向いて座っていたのです。 絶命とは、全てを失う方位です。あらゆる種類の不運をもたらし、深刻な運の暗転を起こします。彼女が病気になり、仕事で深刻なトラブルを抱えたのも不思議ではありません。 上司と顧客の信頼を失った原因は机の配置です。ジェーンは28階から階下を見下ろす大きな窓に背を向けて座っていました。 私はすべてジェーンに説明しましたが、彼女は腕を組んだまま聞いていました。 「私にどうしろと言うの?個室は移れないし、机の配置も変えられない」と。 そこで、私は次の4つのことを提案しました。 1 まず、別の玄関を使うようにアドバイスしました。幸い、彼女のオフィスに行くことのできる玄関が2つありました。1つは西棟の玄関、もう1つは東棟の玄関から入り、連絡通路を使うルート。 私は東棟の玄関から入り、連絡通路を通ってオフィスに行くようアドバイスしました。遠回りになりますが、努力に値するものでした。東棟の玄関の扉は彼女の生気の方位に向いている、彼女にとって幸運の玄関だったのです。 2次に、彼女の机の絶命を克服しなければなりませんでした。絶命には火のエネルギーに弱いという弱点があります。火のエネルギーが絶命の影響を弱め、そこにスピリチュアル風水の対策を併用することで、ほとんど無力にすることができます。 机の上の真正面に照明を置き、つけたままにするよう提言しました。照明の「火」のエネルギーを彼女の前に置くことによって、向かって来る絶命のエネルギーが無力になります。そしてレッド・ファイアトーテムのペンダント(本邦未発売)を着けるよう勧めました。これは火のエネルギーをつくる強力な梵字のモチーフで、身につけると、絶命を克服するだけでなく、肉体的精神的な悪影響を祓うので、病気にかかりにくくなるからです。 3 次に、山の絵を背後に飾るように提言しました。後ろが窓でも難しくありません。山の絵を注文し、両面テープで貼るだけ、と説明しました。彼女は夕日の眺望を妨げるからイヤだ、と消極的でしたが、最後には折れました。 4 最後に、幸運を高める風水のシンボルをいくつか机の上に置くように提言しました。具体的には、八吉祥の置物セット、権威を取り戻す如意、成功運を高める馬の置物、強力な支援者をもたらすためジェイドエンペラーが6ロッド式のウィンドチャイムを手に持っている置物です。 しぶしぶ、しかし確実に、ジェーンは私の提案をすべて実行しました。 その週、状況は改善し始めました。東棟の玄関を使うと、上級役員全員のオフィスを通ることになりました。ジェーンはある上級役員と立ち話をしたのですが、このちょっとした会話が、役員にとって問題解決の突破口となりました。問題解決者としてジェーンの評判は上級役員の間に広がりました。 立ち話から3週間後、ジェーンは特命の再建プロジェクトのリーダーに大抜擢されました。その仕事を非常にうまく果たしたので、その役員は彼の傘下にジェーンを異動させるように頼みました。 1年後、ジェーンは、その役員のもとで事業部を任されています。昇給し、収入が増え、新しい社用車と運転手も与えられました。 ちょっとした風水の実践が、彼女を危機から救いました。 風水の方位がいかに重要であるか、再認識する出来事でした。 関連する記事