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新年を派手に祝う理由

毎年、派手に新年を祝うことで有名な中国。紀元前2000年頃から新しい年の始まりを祝っていたそうです。

年の始まる日、元日がいつになるかは、時の皇帝が選ぶ暦によって異なりましたが、今は月のカレンダーである太陰暦(たいいんれき)の年の初日、冬至後2回目の新月の日を祝うことで定着しています。太陰暦が採用されたのは紀元前2世紀頃、漢武帝の時代でした。

古代の怪物「年獣」

年始を祝う風習は、「年獣(ねんじゅう)」という古代の怪物伝説と深い関係があり、伝説はこのような話です。

大きな口を持ち、人を飲み込むことのできる「年獣」は、毎年冬になると村にきて悪さをしました。村人達は皆、混乱と破壊をもたらす年獣を恐れていました。
ある日、老風水師が年獣を追い払う方法を村人達に提案しました。年獣を怖がらせる数々の仕掛けを実践するように、と。

その内容とは

  • 赤い紙に縁起の良い言葉を書いて窓や玄関に貼る
  • 家の外に松明(まつあかり)を置いて明るく照らす
  • 太鼓とゴングを叩いて大きな音をたてる
  • 竹に火をつけて爆発音を鳴らす
  • というもの。

    祝いの言葉を書いた赤い紙

    老風水師は、年獣が「赤い色」、「明るい炎の光」、「大きな音」を恐れて逃げ出すだろうと説明しました。成功すれば、逃げ出した年獣は少なくとも1年は戻ってこないだろう、と。
    村人達はその指示に従い、一晩中戦い、年獣を退散させました。
    翌朝、村人たちは歓喜し、勝利のムードに包まれました。そして新しい年の新鮮な空気が村に漂いました。
    彼らはお互い勝利をたたえ合い、祝いました。新年に「おめでとう」と挨拶するのはこれが理由だと言われています。

    それ以来、年獣を追い払うための仕掛けは、新年を迎える風習として受け継がれています。
    「年獣から生き延びた」という想いで使われていた「過年」という言葉が、「1年が過ぎ去り、新しい年を迎える」「新年を祝う」と変化しました。
    中国の爆竹

    人々は今もなお縁起の良い言葉を書いた赤い紙を貼り、ゴングや爆竹を鳴らします。さらに旧正月の期間は赤い服を着て、赤い封筒にお金を入れて子供たちに「幸せのお金」を贈るようになりました。
    赤は伝説で年獣を追い払った「火」を象徴します。お祭りで花火を上げるのも、同様の考えに根ざしています。

    かつて、竹が炎の中でバチバチと爆音をたてることで悪霊を怖がらせ、退散させたことを、現代人は知らずに爆竹を鳴らしていることでしょう。
    旧正月の色や音には、単なるうるさい祭りというだけでなく、このような意味があったのです。

    新年15日間の過ごし方についても参考になさってください。

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