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暦は風水実践の要

年末が近づくと、私たちは来年の傾向が気になってきます。日々変化するエネルギーの傾向をまとめた暦の話をしましょう。

占星術や風水と暦は密接に関係しています。太陰暦、太陽暦。風水で日々の影響を調べるには暦が不可欠です。
日々の影響を知るための風水チャートは、五行の要素、八卦、星の影響と組み合わせ、そして方位が毎日どのような影響となるかを示します。

吉日と凶日は五行、八卦、フライングスターの属性と相互の作用によって決まります。風水師はこれらの影響を計算し、特定のイベントを実施するための吉日を選択します。
結婚、仕事、旅行、新事業立ち上げなど、吉日を選びます。吉日は色々な種類のものがあります。しかし吉日の計算は複雑です。上記に加え、月の満ち欠けや太陽系惑星のサイクルも加味する必要があるからです。
風水カレンダー2020
太陽系惑星のサイクルは、私たちの運に影響する7つの惑星の動きを意味します。週の7日間の運に影響を与えるので、月の暦である太陰暦は吉日に大きく影響します。
暦の専門家の中には、それ以外の影響も考慮する人もいます。
例えばチベットではカーラチャクラの効果と仏の日のサイクルを、中国では28の月宿を、インドでは宗教上の祝日を加えます。
特定の日が吉日か凶日か判断するには、五行の要素がどのように組み合わさるかをすべて計算する必要があります。
考慮すべき変数が多いと計算ミスをしやすくなります。慣れない人がその場しのぎで計算するのは危険です。専門家が行った計算に従う方が正確で無難です。専門家が五行の要素の組み合わせを照合し、使いやすくまとめた暦を使いましょう。

太陰暦

古代からアジアでは月の影響をより重視し、人の生活は月の満ち欠けの周期と非常に関係が深いと考えられています。
月の満ち欠けは、海面の高さ、植物の成長、天気、女性の月経や人の精神に影響することが科学的に認められています。
人は満月の時、精神の力が頂点に達すると信じています。満月の日はどんな行動もより強く、より極端に、より情熱的なエネルギーを受けます。
満月は、祈りがより大きな力を発揮する時であり、行動がより大きな影響となる時で、事故や暴力が頻発する時でもあります。
満月の日は、月の力を信じ、精神的スキルを高めようとする人にとって特別な日です。満月の日に幸運の風水グッズを配置すると、大きな効果があると考えられています。

仏教徒は月の影響力を真剣に受け止めていて、満月は祈りや瞑想の日でもあります。シャーマンやタントラの儀式の成功率が高まる日とも考えられています。
ヨガの熟練者は、満月の強いエネルギーを利用して、飛行したり、高く跳躍したり、超人的速度で歩行するといった、魔法のような秘術を実行する人もいます。
満月は7つのチャクラの力を強化するチベットの若返りの儀式にも最適だと考えられています。
月の満ち欠け
しかし月は大空で早く移動しているように見えるので変化や流動性の星とみなされています。月の光は反射で、地球の鏡だと考えられてきました。
月は精神的現象の発生、感情の変化、大きな夢や想像力に関連します。月は瞑想と熟考のシンボルで、人は月を見つめると、動揺は去り、落ち着きます。人の心は落ち着きます。

年末が近くなり、今年のエネルギーが衰え、新年のエネルギーが徐々に広がってくるこの時期は、月を見つめるのに最高の時です。
太陰暦で年末から3回の満月を、真鍮の鏡で月の輝きをとらえる、これは最高に幸運な儀式です。月を映した鏡を身につけておけば、翌年に幸運を引き寄せると信じられています。
月のエネルギーは美しさ、おだやかさ、内面的な強さを人の生命力に加えます。

一方、太陽は世俗的な力、創造力、野心に影響します。太陽は支配のシンボルです。太陽は力を与え、増強する、しかしその力は世俗的です。
木、火、土、金、水の五行の力を強めます。
月と異なり、毎日昼と夜を交互に繰り返します。太陽は月と違い満ち欠けがありません。太陽は常に強く常に明るく、常に陽のエネルギーをもたらします。
人がビジネスや行動に力を与えたい時、太陽の力を取り込むのがいいです。
鏡に太陽の光をあてるのではなく、太陽の図柄が描かれた鏡を家の中に飾ります。家に太陽の鏡があると満月のエネルギーを補完します。

西洋では太陽暦がより重視されますが、古代の中国では独自に太陰太陽暦が開発されました。これは風水でとても効果的な法則「フライングスター風水」で使われるもので、時間による変化を占い、日の性質を知るのに便利です。
風水師は、吉凶日の選択の際にどの暦を使うか、良く考えるべきです。
暦には特徴があります。目的に応じた暦を選択できるかどうかは風水師のスキルにかかっています。暦は、風水の法則を使い、物事を改善するためにも重要です。

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