You are here
Home > リリアン・トゥー > やすらぎ静けさの聖域

やすらぎ静けさの聖域

ニューストレイトタイムズ2010年3月19日号より)風水の専門家であり作家のリリアン・トゥーさんの家は、クアラルンプールの近郊の落ち着いた住宅街にあり、そこはまさにやすらぎと静けさの聖域という雰囲気の家でした。

img外観は住宅地にある他の家と同じような感じです。頑丈な鉄のゲートと白い塀。門が自動で開き、敷地内に一歩入ると、私はリリアン・トゥーの美しく静かでそして数々の風水的な特長に圧倒されました。プールに注がれる水は噴水から流れ、たくさんの立派な木々がそよかぜにさらさらとなびきます。芝生はきれいに手入れされていて、家のすべてが静けさと穏やかさの雰囲気を作り出していました。風水の専門家で作家のリリアンは、輝く瞳と笑顔で私を迎えてくれました。最近「Living with Good Feng Shui(本邦未売)」という新作をリリースしたリリアンは普段着で、気さくに話してくれ、家の中を喜んで案内してくれました。庭では犬、鳥、リスが自由に遊んでいました。
広いリビングは明るくて陽の気に満ちています。私が腰をおろした毛足の長いクリーム色の豪華なソファから家の中を見渡すと、あらゆる場所が美しく飾られていて、目を奪われました。家中に何百もの幸運のアイテムがあり、すべてが美しく整頓されています。散らかっているところはひとつもありません。
「私は家の中に美しいものがたくさんあふれている豊かな雰囲気が好きなんです」と彼女は笑顔で話します。そこにあるすべてのものに幸運の意味が込められています。リビングのテーブルには木彫りの動物の置物や美しい翡翠の置物、そしてクリスタルや真珠の玉などが並び、壁にも色々な種類の絵がかけられています。ほとんどは自分で買いましたが、中には贈りものとして頂いたものもあります。
タペストリーや絵画には仏教のマントラやシンボルが描かれているものもあり、目を引きます。
「家中の全てのものに『願い』が込められていて、見るたびに私は意味を思い出すのです。」と。上階への階段の途中には家族の写真がかけてあります。そして彼女は特別に寝室をみせてくれました。リリアンの超個人的な空間である寝室、壁は真っ白です。テーブルには上品なランプが飾ってあり、となりに人形が置いてありました。人形は女性で孔雀の羽が肩にかかっていてパステル色です。これは昔イタリアで買った人形です。セラミック製で孔雀の羽は成功を象徴するシンボルなので気に入って買いました。大きな茶色いソファがあり、その上にはテディベアとイノシシのぬいぐるみが飾ってありました。これも何か意味が込められているのだと思いました。
男の子2人の孫を持つ65歳の祖母であるリリアンは、健康への意識が高く、毎日最低30分はエクササイズとワークアウトのマシンの上ですごします。続いて浴室です。鏡台の前には高級なクリームや化粧品がいっぱいでした。ブランドは様々なものがありましたが、赤いものが多かったです。数ヶ月に一度は化粧品の有効期限を見ながら整理します。
imgハンドバッグと靴は?
彼女は好意的に見せてくれました。オーストリッチのバッグをはじめ、お気に入りのバッグを見せてくれました。他にもクローゼットのドアをあけるとバッグとたくさんのアクセサリーが入っています。たくさんありすぎて、こんなところにまでバッグをしまっているんです。話を続けながら彼女はわたくしたちを次の場所へと連れて行ってくれました。その部屋の床には美しく輝くパンプスやハイヒールたくさん並んでいました。彼女はまたクローゼットの扉を開くと、さらに多くの靴が収納されています。彼女はイメルダ・マルコスと競っているのだろうか?と疑問に思うかもしれません。リリアンは笑いながら「ほんの数ダースよ」と。その隣の部屋は白いカーテンで仕切られた明るい部屋です。ここで彼女は長い時間を過ごすという。「ここは私のお気に入りの場所の1つで、平和な気持ちで瞑想したりする場所です。」
次に彼女は庭に私たちを連れて行ってくれます。ここも彼女にとって大事な場所。庭好きで、たくさんの植物が庭にあります。バナナ、柳や低木、花をつける植物も。そして彼女は芝生を素足で歩くのを楽しみ、犬と遊びます。2頭のアメリカン・ゴールデン・レトリバー、ドアベルが鳴ると吠える「ドアベルドッグ」として知られるゴールデン・コッカ―・スパニエルそして一番最近ではシーズ子犬が仲間に加わりました。

Top